【印刷用レイアウト】
宿泊予約経営研究所所長の末吉秀典が注目の宿泊施設をご紹介するこのコーナー。
今月は、「オリエンタルヒルズ沖縄」さんの体験レポートをお届けします。
名だたる高級リゾートホテルが建ち並ぶ、沖縄屈指のリゾートエリア恩納村。
今回はわずか14棟のラグジュアリーなプライベートホテル、
「オリエンタルヒルズ沖縄」をご紹介させていただきます。
「沖縄のプライド・沖縄のステイタス・沖縄のプレミアム」
極上のリゾートを謳うこのホテルは、
エメラルドグリーンに輝く東シナ海を望む恩納の丘の上、約2万平方メートルの敷地に佇んでいます。
2006年の6月に開業し、来年2013年には7周年を迎えます。
「オールラグジュアリースイート」とこだわりを持ったリゾートホテルは、
象徴的な客室棟の各14室から爽快なオーシャンビューが楽しめます。
特に縦3.5メートル、横幅12.5メートルの国内最大級のプライベートプールを配した客室棟の外観は、
まるで映画のワンシーンを見ているよう。
ラグジュアリーなリゾートタイムへの期待が自然と高まります。
客室棟以外に本館棟として、
アプローチからチェックインを行うフロントデスクが配置されたエントランスホールに、
水上に浮かんでいるようなテラスとレストラン・バー。
ライブラリー、ゴルフシュミレータ、エステルーム、ショップなど、
様々な施設によって構成されています。
宿泊日の当日は、前日までの雨雲が少し残る空模様。
晴れ渡る陽気ではありませんでしたが、それでも気温は20度前後と、
沖縄の気候の豊かさを改めて体感させられました。
恩納の海を眺める開放的な水上テラスにて、
ウェルカムドリンクのマンゴージュースをいただきながら、
スタッフの方のお話しを伺うと今日はそれでも北風が吹いて寒く感じるそうです。
本館棟から客室棟へは、ゴルフ場でもおなじみの電動カートで、
スタッフの方に客室まで案内をしていただけます。
客室棟は14の客室がそれぞれ3段の構成に分けられており、
2名様までのエグゼクティブスイートと4名様まで利用できる
オリエンタルスイートの2タイプがあります。
それぞれの客室には、沖縄の離島の名がつけられており、
本日宿泊する客室は、最上段にあるエグゼクティブスイートの「小浜」。
扉を開け中に入ると、大型ソファーと大型液晶テレビが設えられたリビングがあり、
大きな窓の外側にはプライベートプールとその先に恩納のオーシャンビューが広がっています。
客室のレイアウトは、都会的な洗練されたツインベッドの寝室と
十分な空間が広がるジャグジーバス、シャワールームとテラス・プールの構成。
テラスにはデッキチェアやテーブルも設えられています。
客室の特筆すべき点は、室内の備品やアメニティへのこだわり。
大型液晶テレビやDVD・無線LANやコーヒーマシンなど基本的な設備もさることながら、
最高級エジプト超長綿を使用した着心地の優しいパジャマや今治ブランドで製織されたタオル類。
さらに、さらりとした感触のパーケルシーツに包まれたシモンズの限定ベッドや
スペインのブランドで世界のセレブ御用達のAINHOAアメニティなど、
こだわり抜かれた備品やアメニティを一つひとつ手にとって見るだけでも楽しくなってきます。
備え付けのプライベートプールも魅力のひとつです。
温水を使用していないので、最初は冷たかったのですが、
ジャグジーバスにオリジナル入浴剤を入れて身体を十分に温めて入ると、
意外と心地が良く、サウナの後の水入浴感覚で楽しめました。
もちろん、プライベート感は十分に満喫できます。
夕食は、本館棟のレストラン「ぬーじ」にていただきます。
一足先に外は夕暮れ、水面に浮かんでいるように見えるレストランのテーブル席からは、
ライトアップされた木々が水面に映し出されていました。
本日は、オススメの和会席料理をチョイス。
会席料理の内容は、沖縄県産の旬材の仕入によって毎日変わるそうです。
連泊されるお客さまも多いことから、
和会席料理の他にフレンチコースや鉄板焼、鮨会席コースも用意されているとのこと。
先付は、牛乳で固め、もっちりとした食感が味わえる豆腐「峰岡豆富」の一品。
進肴はマコモダケという珍しい食材を使った香煎揚げ、抹茶塩をふっていただきます。
椀ものが続いた後の造りは、
視点を変えた高さのある琉球ガラスに盛られた見た目も楽しめる一品。
続く焼物は、鱗ごと干した甘鯛を揚げた料理、これも見た目以上に手の込んだ料理です。
コースは全部で10品。さりげなく出されているお料理の数々でしたが、
料理長のきめ細かなおもてなしの心と確かなこだわりが一品一品ごとに演出されていました。
翌日の朝食は客室でいただくことに。
指定した時間にスタッフが和食・洋食ともにセッティングしてくれます。
陽光が射し込み煌めくプールと海を眺めながらいただく朝食もまた格別です。
プライベートな時間を自在に過ごす。
恩納の潮風を大人の演出に変えるプライベートプールとテラス。
最上の南国ステイを求めるゲストための「こだわり」を形にした施設がここにありました。
連泊、またはリピートしていただければ、
さらに極上のリゾートの魅力を体験できると思います。
(文・写真:末吉 秀典)
沖縄県 恩納村 オリエンタルヒルズ沖縄 |
〒904-0404 沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣79-1
098-966-1611 →オリエンタルヒルズ沖縄公式HP |
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車で那覇空港・沖縄自動車道屋嘉I.C.から県道88号線を経て
恩納バイパス経由で約60分。 |