宿研コンサルティングサービス導入事例 #1 兵庫県の貸別荘│保養所から収益事業へ。集客の基盤づくり

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導入事例インタビュー:兵庫県 貸別荘様
保養所から収益事業へ。集客の基盤づくり

導入事例インタビュー:兵庫県 貸別荘様
保養所から収益事業へ。集客の基盤づくり

CASE STUDY HIGHLIGHT

 

宿研導入前の課題

  • 予約管理担当者の負担が限界に達し、業務がパンパンな状態だった
  • 露出方法や打ち出し方が分からず、悩んでいた(競合も増えていた)

宿研を導入した理由

  • 予約の管理と集客を専門家と見直したいと思った
  • レスポンスが早く、率直に「この人たちなら相談できる」と感じた

宿研を導入したメリット

  • 「心配事を減らせる」という一言に尽きる安心感が得られた
  • 自分たちでは得られない情報や視点が手に入るようになった
  • 露出の質が上がり、売上も上向き始めている

今後も宿研に期待すること

  • 忖度のない意見とアドバイスがほしい
  • 適正価格と収益アップを一緒に考えてほしい

 

現在、順調に運営されている当施設様も、
そこに至るまでには「現場ならではの悩みと葛藤」がありました。

責任者Y様がどのようにしてその壁を乗り越え、
弊社と二人三脚で歩んできたのか。
その等身大のストーリーを、インタビュー形式でお届けします。

 
 
インタビューに答える責任者

― こちらの施設はどのような経緯で誕生したのでしょうか?

元々は、母体である菓子小売会社の保養所として始まりました。ただ、サービス業という特性上、従業員がまとまった休みを取りにくく、あまり利用されていませんでした。

そこで、一般客も受け入れるかたちで事業化され、しばらくして私が責任者として着任しました。それが10年くらい前ですね。現在は従業員3名の小さな組織で運営しています。

― 着任からこれまで順調でしたか?

いえ、全く(笑)。
着任当初は利益が出る運営構造になっていなくて会計面が良くありませんでした。客室の売り方から見直す必要がありましたが、私はこれまでに他業界で経営に携わってきた経験があったので、その辺りは何とかなりました。ただ、何より辛かったのは母体会社のオーナーとの「価値観の違い」です。職人気質のオーナーと、健全な経営のために適正な価格と運営を目指す私。この違いにかなり悩まされ、精神的に滅入る時期が長く続きました。

インタビューに答える責任者

― オーナーとの価値観の違いをもう少し教えてくれますか。

母体の菓子小売業では、関西なら多くの人が知っている洋菓子を作っていますが、「価格を上げないこと」が一つの美学になっていたんです。「昔からの価格で、できる限り良いものを提供する」という、職人であるオーナーの誇りですね。
それ自体は本当に素晴らしい姿勢なんですが、その「価格の据え置き」の裏では、従業員や業者さんが我慢している状態でした。

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私は、お客様第一と同じくらい、自分の所で働くスタッフや業者さんの環境も守らないといけないと考えています。「お客様至上主義」の呪縛を解いて、適正な価格と運営方法で勝負する。ここを理解してもらうのがいつも高い壁でした。

ここの運営では、その価値観の違いが細かな取り組みに影響していて、価格設定や新しい試みを始めるにも、意見が食い違っていました。オーナーの想いは理解できるし、尊敬もしています。でも、私は日本の「価格の据え置き体質」や「お客様至上主義」が、ときに悪しき慣習になっていると感じていて、それを変えていきたいと考えています。そうじゃないと、これからの時代には通用しなくなりますから。
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― 精神的な重圧がありつつ、現場でも課題はありましたか?

ええ、もう現場も限界でした。ウチは普通のホテルや旅館と違い、人数や目的で客室(棟)の組み合わせが変わる複雑なスタイルです。その説明や予約管理がとにかく大変で。
スタッフは電話対応や管理に追われてパンク寸前でした。
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さらに、「周辺にお店がない」といった、自分たちではコントロールができない部分についての不満の声をいただくこともあり、現場も悲鳴を上げていました。

現場の課題について語る様子

転機が来る
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― そんな時に、弊社と出会ったのでしょうか?

そう、まさにこのタイミングでした。予約管理の担当者がもうパンク寸前で、「このままじゃ回らない、どうにかしないと」と考えていた時に宿研の営業の方が偶然来てくれました。

インタビューに答える責任者

― なぜ、弊社を考えてくれたのでしょうか?

正直に言うと、最初は半信半疑でした(笑)。

これまでも似たような会社からの営業は来ていたので。

宿研がどんな会社か分からないので、最初は探りを入れるようにいくつか質問を投げかけてみたんです。そうしたら、営業担当の方のリアクションがすごく良くて。「あっ、この人はちゃんと話ができるな」と直感的に感じて、一度話を聞いてみようと思えました。
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私は、仕事の話ができるのは当然として、「人と人とのコミュニケーション」をすごく大事にしていています。その点、いま担当してくれている方も、意思疎通が取りやすく、忖度せず話をしてくれる。そのスタイルが私には合っていたし、「ここなら信頼できる」と感じたのが一番の理由ですね。

― 実際に弊社を導入してみて、どんな変化がありましたか?

ひと言で言うと、「心配事が減った」。これが一番大きい。
主軸となっていた心配事を減らせる、そのメリットを感じています。あと、他の宿泊施設がどう工夫しているのか、何が動いているのか。とか、私たちだけでは見えなかった情報が手に入ること。そういう情報って、同業者の人と話をしても意外と入ってきません。
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私は経営のことは分かりますが、宿泊施設の集客については特別詳しいわけではありません。露出や販路の増やし方、表現の磨き方、販売の方法まで、その道のプロと組むことで、間違った方向に進む怖さがなくなる。これは経営者にとって、とても大きな安心です。率直に振り返って、あの時契約していなかったら今ごろ大変だったと思います。

インタビュー風景
笑顔で語る様子

あと、お客様が増えて売上が上がったのはもちろんですが、実績が重なってきたことでオーナーへの説得も多少スムーズになりました。以前のように神経をすり減らして説得することが少なくなり、いい意味で圧力が弱まりました。

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おかげで、いつもなら揉めそうなことも上手く対応しながらコントロールできていて、進みたい方向へ舵を取れている実感があります。

― 普段、弊社をどのように活用されていますか?

販路の拡大や料金設定の相談はもちろんですが、やはり助かっているのが情報収集です。 他の施設さんがどんな売り方や取り組みをしているのか、自分たちでは集めきれない情報を共有してもらっています。

あとは、ウチの客室販売のシステムがすごくややこしいので、「サイトコントローラーの最適な設定や販売方法」、「自社予約システムの選択と、その設定方法」まで、いろんな相談をしています。無理を言っていると思いますが、担当の方は丁寧に細かい情報まで調べてくれて助かっていますよ。

 

それから、「販路の拡大」に合わせて、「HP制作」もしてもらいました。おかげさまで徐々にお客様が増え、万博の影響で客足が減ると予想していた8月も、終わってみれば昨年を超えることができました。これは本当に「ほっ」としました。

インタビュー風景
インタビューに答える責任者

― 足元の心配事が減り、次の事を見据えていると思います。
     Y様が実現したい「ビジョン」について教えてください。

もっともっと地域に愛される存在になりたいですね。
母体の会社でよく言われる理念に「地域で愛される店になりなさい。」というのがあって、私はこの理念をすごく大事にしています。宿泊するお客様だけでなく、地域の人たちにも開かれた場でありたい。その想いで以前から集会用に場所を無料で貸し出したり、地元の芸術家の作品を展示したりして、少しでも地域のお役に立てるよう動いています。

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さらに先のビジョンとしては、この場所を起点に「小さなヴィレッジ」をつくりたいと思っています。「農業」と「食」、そして、地元の人がつくる「アート」が融合する場所。子どもや大人が土に触れ、本物の食や芸術の感性に触れられる、情操教育の場にもしたいと夢描いています。

― このビジョン実現のために、弊社がお役に立てることや、
  力を貸してほしいことはありますか?

急に現実的な話になりますが、夢を実現するためには、もっと「利益」を上げないといけない。建物も20年が経ち、あちこちに修繕が必要になっています。また、かけている手間に見合った利益を残し、働いてくれているスタッフの待遇も、もっと良くしたいので。

インタビュー風景
笑顔で語る様子

そのためには、価格を上げてもちゃんとお客様が来てくれる強い施設になる必要があります。それには、露出を増やし、打ち出し方をもっと磨いて、ここでの体験も“深さ”を追求していく必要があると考えています。
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最近は新しい施設がたくさん増えているので、ウチの個性が埋もれてしまうんじゃなかって少し気にしています。だからこそ、宿研には「外からの視点」で、忖度のない意見をどんどん言ってほしいですね。「もっとこうした方がいい」「そのやり方は違う」と。自分たちが深掘るべき強みを明確にするために、「客観的な意見」が必要です。
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「どうすればこの施設が盛り上がるか」単なる業者ではなく、共に悩み、共に走り続ける仲間であってほしいこれからも率直な意見と、細かなサポートをお願いしたいです。

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導入されたサービス
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    集客アドバイザリーサービス

メイン担当者と数名のチームが、集客に関する相談役を担います。

         予約サイト登録代行

国内・海外サイトの販売管理や、登録作業を私たちが行います。

       ホームページ制作
業界に特化した制作チームが、
施設様の個性を引き立てます。

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宿研担当者のコメント
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― 施設様とのやり取りで、どのようなことを大切にしていますか。

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 Y様の施設は、客室の組み合わせや予約の仕組みがとても特殊で、一般的な宿泊施設様と同じやり方が通用しない場面が多くあります。その分、私自身も日々勉強させていただきながら進めていますが、どうしても設定や説明は複雑になりやすい環境です。
そのため、「Y様の施設であれば何が一番適切か」「どう説明すれば分かりやすいか」を常に意識しています。小さな認識のズレでも後々の取り組みや結果に響くので、言葉選びや説明の順番には特に気を配っています。
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 この仕事を15年してきて思うのは、知識やテクニックよりも、目的の一致と合意形成の方がずっと大事だということです。ご担当者様と「何のためにやるのか」の認識さえ合っていれば、施策の理解も次の打ち手もスムーズに進みます。ご担当者様の考えをちゃんと理解し、目的とその背景まで踏え動くことが基本姿勢です。
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あとは、日頃から施設様に関係しそうな情報を見つけたら、よく調べるようにしています。
質問されたときに「少々お待ちください」ではなく、なるべくその場でお答えできるように。「おもてなしのプロ」をお客様にする私たちもまた、「寄り添いのプロ」でないといけないと思っています。

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