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時代のキーワード:プア充/江戸城再建/クールシェア

お客さまは時代の変化に敏感なもの。

宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

プア充

>>高収入はいらない!

>>現代に投げかける幸せのかたちとは?景気回復の兆しを見せながらも、
まだまだサラリーマンの年収向上は難しいといわれる近年、
『プア充』という考えが世間の注目を浴びている。

プア充とは、年収300万円を目安に、少ないお金(プア=poor)だからこそ、
充実で幸せに生きていけるという考え方。
この年収300万は、平均月収がボーナス無し25~30万円程度。
加えて、貯金があまりない独身の会社勤め男女の平均的な姿だそうだ。

高収入を求めない代わりに、心の余裕が生まれたり、
お金への執着がなくなるというメリットがある。
年収が1つの生活水準の指標という認識が多い中、
新たな“幸せのかたち”が広まりつつあるのかもしれない。


KEY WORD02

江戸城再建

>>東京五輪で海外にアピールできる歴史的建造物として
>>国家的事業となると税金投入がネックに2020年の東京五輪開催が決定し、日本中が沸き立つ中、
江戸城の天守を再建するという案が議論を呼んでいる。
提案しているのは、NPO法人「江戸城天守を再建する会」。

東京には、日本ならではの歴史や文化を誇れる建造物が少ない。
そこで、江戸時代に幕府の中枢として、その後は宮城として、
日本屈指の壮麗さを誇った江戸城を再建しようというのだ。

実現可能で、かつインパクトを与えられるアイデアとして注目されているが、
震災の復興や首都高老朽化など、他にやることがあるのでは…という意見も多い。
ビル群にそびえ立つ天守閣も見てみたい気がするが、
果たして実現するのか、その動向が注視される。


KEY WORD03

クールシェア

>>涼しい場所を“シェア”する取り組み
>>「エアコン1人1台」の発想はもう終わり!?1日に使用される電力の大半は、
エアコンが占めているといわれている。
そんな状況を踏まえて2012年から取り組まれているのが『クールシェア』。

クールシェアとは、公共施設や地元の店舗、緑地など
涼しく過ごせる場所にみんなで集まることで節電しようという取り組みのこと。
協力を仰いだうえで、「クールシェアスポット」として登録された施設や店舗は、
エアコンの過度な使用を控え、落ち着いた時間を過ごせる場所として紹介されている。

環境にも配慮したうえで、
暑さと上手に付き合っていく方法が求められてくるかもしれない。

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