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時代のキーワード:民泊/ちょっと暮らし/軽キャンピングカー

お客さまは時代の変化に敏感なもの。

宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

民泊

>>地方創生のきっかけとなるか!?

>>無許可運営を問題視する声も日本を訪れる外国人観光客が年々増加する中、
都市部のホテル不足で、宿泊予約が困難になっている。
一方で、地方では貸し手の見つからない、いわゆる「空き家」が増えてきている。

その問題を解決するべく、個人が空き家や自宅を
宿泊施設として有料で貸し出す『民泊』が注目されている。
外国人観光客をはじめ、田舎暮らしを体験する日本人のためにも使用され、
空き家の有効活用や地域活性化のきっかけとして期待が集まっている。

期待の一方で問題視されているのは、
無許可で運営している民泊が多いということだ。
民泊によるさまざまな好影響が期待されているものの、
条例化が進んでいないこともあり、法整備を求める声もあがっている。


KEY WORD02

ちょっと暮らし

>>北海道で少しだけ暮らしてみる
>>移住を促すための体験型制度日本全国で地方の過疎化が問題となっている。
そこで、移住者を呼び込もうと補助制度を整える地方自治体が増えている。
例えば、都市部の人々に短期的に移住してもらう制度が
北海道では2006年から開始され、『ちょっと暮らし』と称して話題を集めている。

主なターゲット層は定年退職を迎えた団塊世代で、
土地の魅力を感じられる移住体験をしてもらうことで、
セカンドライフの住居として北海道を選んでもらうことが狙いだ。
北海道は避暑、そして花粉を避けたい人に需要があり、
サービス開始から10年余りで利用者は2,500人にものぼる。

近年は北海道以外でも短期滞在の補助が行われているそうだ。
ちょっと暮らしが地方の人口減少に歯止めをかけることができるか、
今後に期待が集まっている。


KEY WORD03

軽キャンピングカー

>>軽自動車ベースのキャンピングカー
>>燃費がよく、維持費も安価にアウトドア志向の人が増えるのと同時に、
移動だけではなく、車内で寝食ができるキャンピングカーを
保有する人が増えたことを受け、『軽キャンピングカー』と呼ばれるものが登場した。

これはキャンピングカーの性能を兼ね備えた軽自動車で、
高価で手が出ないイメージであったキャンピングカーを
比較的安価に所持できることが魅力のひとつとなっている。

車でキャンプに出かける“オートキャンプ”の人気も回復する中、
新たなブームを背景に、キャンピングカーを持つ人が増えていくかもしれない。

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