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時代のキーワード:Brooklyn Microgrid/デジタルデフレ/マンホールカード

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

Brooklyn Microgrid

>>電力の地産地消
>>メリット多数で将来に期待電力小売自由化が始まり、消費者が売り手を選べるようになった現代。
自由とはいえ「企業と消費者」という関係が一般的だが、
一般市民が電力を売買できる世界初のシステム
『Brooklyn Microgrid(ブルックリン・マイクログリッド)』が
米国・ニューヨークのブルックリンで運用されている。

マイクログリッドとは、小規模な施設で発電した電力を
その周辺地域で販売し、消費する仕組みのこと。
電力の地産地消とも呼ばれ、
遠距離送電によるエネルギーの無駄が出ないことや、
停電時の予備電力にもなり、地域の経済振興にも
繋がることなどメリットの多さで注目を浴びている。

アメリカでは、数年前から
国内のエネルギー効率を向上させるための政策が行われており、
今後日本の電力事情も新たな発展をとげるかもしれない。


KEY WORD02

デジタルデフレ

>>IT技術の進歩に伴う産業縮小 >>スマホ普及で雇用機会が衰退スマートフォンはいまや我々の生活のなかで
必要不可欠な存在であり、便利になった事柄は数えきれない。
その一方で、スマホをはじめとするIT技術の進歩によって
特定分野の産業が縮小する現象を指す、
『デジタルデフレ』が軽視できない状態になっている。

スマホは電話だけではなく、メールやインターネット、
カメラといった豊富な機能を使えることが特徴だが、
それは同時にこれらの各機能を主産業としている分野において
需要や雇用機会減少による衰退を招いているともいえる。

デジタル化による多機能商品の登場は避けられないが、
そのなかでも生き残るため、デジタル化に対応しながら
各産業による新たな挑戦が求められているのだろう。


KEY WORD03

マンホールカード

>>各自治体のマンホールを紹介 >>観光客の呼び込みに成功地域の特色を紹介する取り組みとして、
『マンホールカード』が話題を集めているのをご存じだろうか?
これはその土地ならではのマンホールのフタを紹介したカードのことで、
下水道関連の企業や国土交通省などでつくるPR団体
「下水道広報プラットホーム(GKP)」が企画・制作を手がけている。

マンホールカードの表面はフタの写真、
裏面はデザインの由来に関する説明文を掲載している。
今年からマンホールカードの無料配布を始めたが、
わずか1ヵ月で増刷になるほどの人気を集めているという。

カードを受け取りにくる人は県外者が3?4割にもなり、
熱烈なファンも増え、観光客の呼び込みにも期待が高まってきている。
観光客誘致の一環として、さらなる広がりに期待したい。

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