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時代のキーワード:高級カプセルホテル/AIバス/置き弁当

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

高級カプセルホテル

>>安くておしゃれなホテル
>>女性客にも大人気『高級カプセルホテル』をご存知だろうか。
これは、安くて、清潔、安全でおしゃれな点が特徴の
新型カプセルホテルだ。

終電を逃したサラリーマンが泊まる、仮宿の代名詞だったカプセルホテル。
時代が変われば、インバウンド施策の要になるかもしれない。

最近の若者や女性、外国人観光客は、いかに宿泊費にお金をかけず
食事やイベントを豪華にするか、という点を大事にするらしい。

そのため、一泊あたり3?4,000円程度で東京の歌舞伎町や京都といった
観光地に宿をとれることから人気が出た。
また、以前からカプセルホテルは外国人観光客からの人気が高かったため、
高需要に繋がったのだろう。

そうした相乗効果が、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えた日本の
インバウンドコンテンツとして周知していくのか注目したい。


KEY WORD02

AIバス

>>AIが最適なルートを判断 >>バス停以外でも自由に乗り入れ可能過疎地の路線バスは、乗車人数が少ないにもかかわらず、
定期便を走らせることで採算がとれていない。
その結果、路線の縮小を余儀なくされることが多く、社会問題になっている。

NTTドコモが開発中の『AI(人工知能)バス』は
そうしたネガティブな問題を解決するかもしれない。

2018年に実用化を目指しているAIバスは、
乗車人数や需要の多いルートなどを適切に判断して効率のよい運行を促すシステム。

利用者は、スマホひとつでバス停ではないところに、
バスを呼ぶことができる点が特徴。
モデルケースは、タクシーの相乗りといったところで、
目的地へのルートが共通する人を、途中で1人ずつ乗・降車させていく。

人口が多く、元より高需要な都心はもちろん、
効率的な運行が課題の過疎地での活用が見込まれる。


KEY WORD03

置き弁当

>>オフィスで弁当が買える >>スマホと連動でより便利にオフィスで働くサラリーマンが、コンビニに行かなくても
お弁当を買うことができるようになる時代が来るかもしれない。

家電大手のパナソニックが、事業化に向けて新システム『置き弁当』の
実証実験を始めた。

これは専用の冷蔵庫を企業のオフィスに設置し、社員が好きな時に弁当を購入できるシステムで、
スマートフォンを使ってカード決済をすると、冷蔵庫の鍵が開き弁当を選ぶことができる。
また、冷蔵庫内の余った弁当は定期的に業者が回収する仕組みのため、
極端な品質劣化を避けられる。

ポイントは支払い形態だ。事前のカード決済のシステムを導入するメリットは大きいという。
菓子ボックスが代表的な集金箱で、金銭のやり取りをすると起こる、
集金額不足などのトラブルを回避できるのだ。
現状は模索段階だが、事業化されたら全国的需要が出る可能性も大いにあるだろう。

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