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時代のキーワード:祈祷室/TRAIN SUITE四季島/シニア雇用

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

祈祷室

>>宗教、宗派を問わず利用可能
>>2020年の東京五輪に向けた施策近年日本は外国人観光客の招致に力を入れている。
特に、東南アジア諸国などからのイスラム教徒の
訪日客が増加傾向にある。

JR東日本はその影響を受け、
6月から東京駅構内に『祈祷室』を新設した。

祈祷室は2人程度が過ごせる空間で、
宗教・宗派を問わず利用することができる。
また、祈祷の際に必要な絨毯や、メッカの方角を指す標識
が用意されているなど、行き届いた設備内容となっている。

無宗教者の多い日本だが、2020年の東京五輪に向け
祈祷室はさらに普及していくと見られている。
数年後には私たちにとって身近な施設になっているかもしれない。


KEY WORD02

TRAIN SUITE四季島

>>ホテル顔負けの豪華寝台列車 >>高齢者を中心に高まる需要JR東日本の豪華寝台列車
『TRAIN SUITE四季島』が
5月に運行を開始し、注目を浴びている。

東日本大震災をきっかけに、
東北の地域活性化の一環として企画された
TRAIN SUITE四季島。

豪華な内装や、ホテル顔負けのグルメなど
高品質なサービスをウリにしており、
ラグジュアリーな空間で旅を楽しめるという。

これまで“移動手段”として考えられていた
寝台列車が、近年では“旅の目的”となりつつある。
その中心となっているのが高齢者であり、
“本当によいものへの出費をいとわない”
傾向が強まっている。

今後TRAIN SUITE四季島の運行により
もたらされる経済効果で、
東北地方が盛り上がることに期待したい。


KEY WORD03

シニア雇用

>>75歳までの高齢者を雇用 >>企業に対する安心感に繋がる少子高齢化の影響もあり、
日本の労働人口は減少の一途をたどっている。
そんななかスーパーマーケットや
コンビニエンスストアなどで
『シニア雇用』が広がりを見せている。

シニア雇用とは、75歳までの高齢者雇用のこと。
店側が高齢者を雇うメリットとして
経験豊富な人材が多く、即戦力になるという点があげられる。

また若年層にも好影響だという。
シニア雇用を取り入れることで、
“雇用に手厚く、若者も安心して働ける”という
企業イメージの確立が期待できそうだ。

今後シニア雇用が広がっていくことで
年齢に囚われない、能力重視の雇用形態が
主流になって行くかもしれない。

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