紀州の杉や檜が
ふんだんに使われたモダンな山荘。

開業は2013年5月。広々とした敷地には本館・宿泊棟・温泉棟と分かれ、
地元紀州の杉や檜の建材が贅沢に使用された平屋建てのモダンな宿泊施設です。
本館はロビーの暖炉がインパクトを与えるラウンジと壁面には
アメリカの有名な芸術家アンディ・ウォーホル作の版画マリリンモンローが飾られた
レストランにバーカウンター、カラオケルーム、和室の構成となっております。
宿泊棟は3つのコテージにそれぞれ2タイプの客室があり全部で6室。
温泉棟は3つの貸切風呂があり、そのうち1タイプは露天風呂つきとなっています。
2015年にはグッドデザイン賞も受賞しているモダンな建物です。
広々ゆったりとした庭園は芝生の緑が鮮やかでパラソルが心地よく風に揺れています。

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木の香りに包まれ
高い天井に思いを馳せる上質な空間。

本館から木組みの屋根の通路を通り、本日宿泊する「舞」のコテージへ。
コテージは2つの客室に分かれており、ベッドルームとリビングルームが分かれた広めのスイートタイプと、
ベッドルームとリビングルームが一体となったデラックスルームになっています。
2つの客室はコネクティングされており、1棟丸ごと利用することも可能です。
スイートタイプの洒落た木調の扉を開けなかに入ると木の香りが全身を包み、
大きな窓のレースを通してやさしい光が差し込み心から和ませてくれます。
さらに高い天井が客室の開放感を生み出し、テラスでは鳥のさえずりを聴きながらそれぞれ思い思いに過ごすことができます。

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くせのないサラリとしたお湯に
杉の香りがアクセント。

客室の内風呂以外に3つの貸切風呂があり、そのうちひとつは内湯に露天風呂つきとなっています。
檜風呂の「ふくろうの湯」と「竹の湯」。岩風呂の「和乃湯」はウッドデッキの休み処と一体となった露天風呂。
泉質は無色透明でサラリとしています。いずれも広々とした空間で、杉の香りが漂いリラックスできます。
お風呂あがりのレモン果汁たっぷりのレモン水もとても爽やかです。

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天野の里の旬をお箸でいただくところが素敵。

夕食・朝食ともにレストランでいただきます。
本日の夕食は地の里で採れた新鮮な野菜と、紀州近県の逸材を組み合わせた和洋折衷のコース料理。
料理長の考える料理のコンセプトは「洋食と和食の融合」。洋食を基調にしながらも和の素材やお蕎麦も饗されます。
それ故に各料理はお箸で気取らず楽しめます。
本日の前菜は、中東のお料理でもあるひよこ豆のコロッケに彩り鮮やかなキューブの野菜と本マグロ、
絵の具のチューブを思わせるアボガドのクリームを添えていただきます。
ミラノ風カツレツは、地元産の猪肉を赤味噌の風味で臭みを消してさらに味わいを深めます。
打ち立ての細身の十割蕎麦は藻塩でサラッといただき、
メインのお肉は紀州備長炭で焼きあげた和牛のサーロインと京都中勢以からとり寄せた熟成肉トンビのステーキ。
トンビとは牛肉の部位の名称で、首元に近い希少な赤身のお肉であっさりとした味わいでした。
締めのご飯は土鍋で炊いた新生姜の炊き込みご飯。生姜の香りが絶品です。
翌日の朝食も地の新鮮なサラダに卵料理、ベーコン、
ソーセージや天然酵母のパンも添えられた軽やかなお食事で大満足、ご馳走さまでした。

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故人 島和代さんが惚れ込んだ天野の里山。

島和代さんは天の里を創設された元オーナーです。
母体は和歌山に拠点を置く島精機製作所の社長夫人でこの地をいたく気に入っていたそうです。
高野山の麓であり金剛峯寺を建立した弘法大師空海ゆかりの地でもあります。
人口200人未満の小さな集落ですがこの土地に惹かれて移住する人も多く、
周辺には個性的な靴職人・鍛冶職人・パン屋・そば屋・バラ園・古民家カフェ・トマト農園などがあり、
みなさん移住されてきた方々だそうです。
支配人の高山さんもその1人で大阪からご夫婦で移住されてきたそうで、奥さまは古民家カフェを運営されているとのこと。
今後は地元の方とさらに連携して、体験する場の機会を増やしていきたいと考えているそうです。
ジブリの里の風景を思わせる何か懐かしい空気が、この地の魅力かもしれません。
高野山の参拝の折にはぜひ一度お泊まりになってみてはいかがでしょうか。

※料理は、仕入れ状況により毎日異なったメニューが提供されます。
掲載の料理はメニュー一例としてご参考にしてください。