寛ぎを味わう
静寂な和モダンの空間。

館内は木の温もりを感じさせるお洒落な和の空間。
ロビーラウンジからの眺望は程よく段差があることで
余計な景色を遮蔽することで落ち着きのあるプライベートな空間が確保されています。
17の客室は全室ベッドを配置した和洋室。
大浴場は金泉の湯が愉しめる露天風呂と内湯がそれぞれ2ヵ所、湯上がりの休み処と足湯があります。
最後にお食事を楽しむ食事処という構成となっています。

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唯々一人源泉の湯に浸かり
有馬の緑を眺める。

本日宿泊する客室「檜皮」は、自家源泉の半露天風呂がついたモダンな和洋室。
畳敷きにツインのベッドとソファが設えられたリビングは手頃な広さで居心地がよい空間です。
テラスからは有馬の山肌を上っていくロープウェイが望め、
陶器の半露天風呂は自家源泉で美肌の湯。
アメニティもドリンクもフリーで充実していました。

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目にも鮮やかな茶褐色の源泉
「金泉」を愉しむ。

2ヵ所の大浴場は入れ替え制で時間によってそれぞれ楽しむことができます。
内湯は自家源泉掛け流しで無色透明の炭酸泉。
露天風呂は鮮やかな茶褐色の古湯「金泉」が楽しめる。
金泉は強塩泉のためとても塩辛いですが、その分身体全体があたたまり湯冷めしにくいです。
両方のお湯に交互に浸かりながら日頃の疲れをじっくりと取り除いていきます。

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贈る人もサプライズ!こんなお祝い受けてみたい。

本日はハレの日を祝うお料理のコースをいただきます。
前菜は有馬の12の宿坊を表した有馬十二坊。鎌倉時代、
仁西上人が薬師如来の12神将をかたどって有馬の地に12の宿坊を営んだことにちなんだお料理。
季節ごとの旬材が彩りよく順に並んでどれからいただくか迷いながらも楽しい料理です。
次に採れたて地の茸や松茸そして鯛の刺身を鯛の潮仕立ての出汁にくぐらせいただくお鍋の一品。
続いてお祝いの時に饗される造りが登場。思わずその豪華さと迫力に圧倒されます。
もちろんこちらは事前に予約をいただいて提供するお料理ですが、
当日市場から取り寄せた新鮮な魚介とフルーツを彫り込み
メッセージを演出するフルーツカービングで構成された迫力ある造り。
これなら贈る方も贈られる方も喜ぶこと間違いなしです。
さらに客前料理として、料理人が綿菓子でいっぱいになった鍋の目の前ですき焼きを調理してくれる名物の雲海鍋。
柔らかな神戸牛の脂の香りが個室全体に広がります。
お肉のあとは秋を感じさせるカマスの幽庵焼き。お食事は黒湯葉の雑炊。
最後のデザートは再び私たちの目の前でアイスクリームをつくってもてなししてくれました。

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料理人とお客さまが
一体となって料理を味わう。

一料理人としてだけでなく日本料理界の発展を願い料理の研鑽に努められている大田忠道さん。
大田さんは料理人が調理するだけでなくお客さまと直接ふれ合うことで、
料理の本質をお客さまに伝え、喜んでいただけることができると考えられており、
奥の細道では、客前料理として雲海鍋、にぎり寿司、魔法のシャーベット、だし巻き玉子など
お客さまの目の前で調理する機会が多々あります。
「お客さまに喜んでいただいてこそ一流の料理人。」大田さんの熱い情熱がこもった素敵な湯宿でした。
みなさんもぜひ一度お泊まりになってみては如何でしょうか。