【ホテル・旅館のペットツーリズム動向】最新データから紐解く、飼い主が求めることとは。宿泊施設が取り組める集客からサービスのワンポイントを紹介
2023. 02. 05
最終更新 2026. 03. 06
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は じ め に
ペットツーリズム市場は、かつてのブームを経て、今や日本の旅行スタイルの有力な定番へと進化しました。
コロナ禍で急増したペットの飼育頭数は高い水準を維持しており、市場規模は2兆円に迫る勢いを見せています。その影響もあって、最近ではペットフレンドリーをうたい、ペットビジネスに参入する大手ホテルや旅館、グランピング施設が多数見受けられるようになりました。ニッチだったはずの「ペットと泊まれる宿泊施設」は、今や旅の目的となり、競合が増え、差別化やサービスのブラッシュアップが必要になってきています。
この記事では、昨今のペット市場の現状やペットツーリズムにおける傾向をもとに、ペット同伴のサービスを行うホテル・旅館の集客や運営のヒントをご紹介していきます。
● ペット市場が急成長している理由
● ペットツーリズム(旅行)の最新傾向
● 宿泊施設の集客、サービスのアイデア
目次
今ペット市場がアツい理由
ペット市場の規模が拡大
矢野経済研究所の調査によると、国内のペットビジネス市場は右肩上がりの成長を続けています。2021年度に約1兆7,000億円だった市場規模は、27年度には2兆円の大台にのると予測されています。

参照:矢野経済研究所HPのデータを元に宿研で作成
ここで興味深いのは、飼育頭数そのものは増えていないという点です。
ペットフード協会等の調査によれば、犬・猫の合計飼育頭数は約1,500万頭前後で推移しており、特に犬はわずかながら減少傾向にあります。それにもかかわらず市場が拡大している最大の理由は、物価高の影響以上に、フードやケア商品、そして旅行といった「1頭あたりにかける費用」が増大していることにあります。
(出典元)
矢野経済研究所「ペットビジネスに関する調査(2025年)
【ペットの頭数2025年】一般社団法人ペットフード協会
ペットの飼育環境や飼い主の心理変化も市場拡大に影響
1頭あたりにかける費用増大の理由として、室内環境での飼育が増え、長い時間を共に生活することで、飼い主が犬や猫を「わが子」として接するようになった心理的な変化もあると言えます。
少しでも長生きしてほしい、いいモノを食べさせてあげたいという気持ちが高まり、昔はそこまで重要とされていなかった、定期健診や保険、フードへの価値観が変わり、家や家具をはじめとした、自分達の購買行動の場面でも、ペットが快適かどうか、ペットと暮らすうえで有益かどうかを基準に選ぶ傾向もあるようです。
こうした背景から、ペットツーリズムにおいてもペットと泊まれるだけではなく、日常と同等、あるいはそれ以上の体験の質が求められる段階に入っています。
ペットツーリズムの2026年 最新事情
次に旅行業界におけるペット市場にはどんな傾向やニーズがあるのでしょうか。飼い主の「傾向」や「移動手段」の変化を解説します。
なお、本稿では主に移動機会や宿泊ニーズの大きい「犬」との旅行に焦点を当てます。
ペットを旅行に連れていく飼い主の傾向
旅行業界におけるペット市場も、「ペットの家族化」の波を強く受けています。バイオフィリア社の「犬の日 ペットツーリズム需要調査」によれば、愛犬を連れて旅行に行きたいと考える飼い主は 94.5%にのぼります。
その理由は「家族だから」という回答が圧倒的で、家族を置いて自分たちだけが楽しむことへの罪悪感や、愛犬がいてこそ本当の家族旅行であるという想いが表れています。

出典:株式会社バイオフィリア「犬の日 ペットツーリズム需要調査」を元に宿研が作成
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ペットを旅行に連れていく飼い主のニーズ
飼い主が宿泊先に求めるものは明確です。Tomofun株式会社の「愛犬・愛猫との旅行・お出かけに関する意識調査」によると、愛犬同伴の宿泊先選びにおいて重視することは「室内で自由に過ごせる」「食事中も愛犬といられる」が上位でした。
家族である以上、食事も寝る時も同じ空間で過ごしたいというニーズはごく自然なものと言えるでしょう。「ドッグランなどの専用スペース」のサービスを求める回答もあり、飼い主のニーズに応えていくには、大切なペットと一緒に過ごせる場所やシーンが充分にあるかが重要になります。

参照:Tomofun株式会社「愛犬・愛猫との旅行・お出かけに関する意識調査」を元に宿研が作成
また、バイオフィリア社の「2024年 ペットツーリズム需要調査 第二弾」によると、「観光場所が制限されたり旅費が高くなったとしても愛犬を旅行に連れて行く」と答えた割合は80%を超えており、愛犬1頭にかけた費用を尋ねたところ、最も多かったのは「~1万円」で53.2%、次いで「1~3万円」が22.7%、「3~5万円」が8.9%という結果になりました。
出典:バイオフィリア「犬の日 ペットツーリズム需要調査」のデータを元に宿研が作成
2022年の調査と比較すると、1万円未満の割合が増加しており、一見すると1頭あたりにかける予算は慎重になっているようにも見受けられます。
しかし、これはペット旅行が一部の層だけのものではなく、より幅広い層にとっての選択肢になった証とも言えます。物価高の影響もあり、旅費全体のコントロール意識が働く中で、飼い主は「限られた予算内で、どれだけ納得感のある体験ができるか」をよりシビアに判断するようになっていると考えられます。
ペットツーリズムの裾野を広げるインフラの進化
ペット旅行の中でも1つハードルにある移動ですが、交通機関のペット受け入れによりハードルが下がっています。
◆ カーフェリー
商船三井フェリーの新サービス『ウィズ ペット』では、専用の区間に設けているゲージにペットを預ける仕組みだったものを一新し、飼い主と一緒に過ごせる客室を設け、小型犬から大型犬、猫やその他小動物と一緒でも利用が可能にしました。船内にはドッグランや足を洗う場所も設置されており、就航以来80%の客室稼働率で、需要のあるサービスとなっています。
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引用:商船三井フェリー 無料で使える予約不要のドッグラン |
◆ 航空業界
スターフライヤーは2022年1月26日、国内定期便において日本初となる機内ペット同伴サービス、「FLY WITH PET!」を開始すると発表しました。小型の犬及び猫を対象とし、各便1匹まで持ち込みが可能になりました。座席は、当該便の最後列の窓側座席にペットケージを設置し、飼い主である旅客は隣の席に座ることができます。

引用:STAR FLIER
◆ 列車や新幹線の貸切ツアー
列車や新幹線を貸し切った愛犬専用ツアーの取り組みがあります。愛犬をケージから出し、家族と一緒に座席でくつろぎながら旅を楽しむという、これまでの常識を覆すスタイルが提示されました。

引用:バイオフィリア社 ケージレス列車『わんだフルTRAIN』PRTIMESより
こうした業界がペットフレンドリーな取り組みに踏み出したことは、宿泊業界にとっても需要をさらに押し上げる強力な追い風となっています。
ペット受入れ宿の集客とアイディア
ここまでの傾向を見ると、ペットとの旅行に積極的な飼い主が多くなり、公共交通機関に関してもペットに寄り添ったサービスが増えてきていることが分かります。
単価もあげやすいペット関連のサービスは、宿泊業界全体でもさらなる市場の拡大が見込まれます。ペット受け入れ宿として、見つけてもらうために、WEB集客においてどのような工夫をしたらよいのか、またソフト面で取り入れられるサービスをご紹介していきます。
飼い主のインサイトに寄り添う、ウェブ集客とサービスアイディア
多くの飼い主が愛犬と旅行をしたいと思っている一方で、実際の宿泊先探しや、ペット同伴可能なレストラン探しに非常に苦労しているという実態があります。
Tomofun株式会社の「愛犬・愛猫との旅行・お出かけに関する意識調査」によると、愛犬同伴で旅行をする際に苦労することの1位は「宿泊先探し」が49%、2位は「ペット可のレストラン/カフェ探し」が34%という情報収集の部分が上位の課題であることが分かりました。
ユーザーからの見つけにくさというハードルを乗り越えることは、宿泊施設が取り組むべき優先事項だと言えます。
1. 【集客】飼い主の視界に入るための露出

OTAやGoogleビジネスプロフィールで「ペット可」の設定をすることはもちろんですが、ペットを専門としたメディアへの掲載も認知を増やすために重要になります。
ペットと泊まれる宿を掲載しているメディア、地域でペットツーリズムを発信しているメディア、その他にペットを飼う方が普段から目にする専門メディアへの掲載など、積極的に情報を発信していく姿勢が不可欠です。
例えば、「いぬやど」や「休日いぬ部」のような専門予約サイト、また愛犬家が日常的にチェックする「ワンコnowa(わんこのわ)」や「ハピプレ」、さらにはクチコミが活発な「おでかけわんこ部」などがあります。WEBサイトだけではなく、Instagramを積極的に活用しているメディアも増えていますので、多角的に情報を発信していきましょう。
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GoogleやInstagram、生成AIで、「地域名+ペットと泊まれる宿」「地域名+ペット可 ホテル」「地域名+犬も泊まれる宿」を検索をしたときに、出てくるメディアに情報を掲載してもらうようにしましょう。そのメディアに情報を載せてもらうことで、ユーザーの目に触れる機会を確実に高めることができます。
2. 【検討】条件や特長を直感的に伝える写真

予約サイトなどで宿泊施設を見つけてもらっても、他と同じではすぐに埋もれてしまいます。ペット連れの旅行は確認すべき条件が多いことが特徴です。パッと見て条件をクリアしていることが分かる写真を掲載しましょう。
予約サイトには「大型犬OK」などの絞り込み機能や、対応サービスのアイコンが表示されることもありますが、実際に大型犬が客室でくつろぐ写真があれば、大型犬と泊まれることが分かります。さらに、アイコンを見る以上に、愛犬と重ねて想像ができるため安心材料になります。
その他にも、「手ぶらOK」なら、ケージや食器、トイレシーツなど、用意しているアメニティを全て並べた集合写真を見せたり、「屋内ドッグラン有り」なら屋内で楽しんでいる犬の写真を使用するほうが、言葉で説明するよりも何倍も説得力があります。
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「大型犬」や「多頭」の受け入れがわかるカット、また要望の多い「部屋食」や「愛犬と添い寝OK」といった、判断の決め手となる条件を5枚目までに配置しましょう。
詳細情報やプラン比較といった具体的な検討へとお客様を引き込むポイントになります。
3. 【宿泊】満足度を高めるソフト面でのサービス
素晴らしい設備は他の宿泊施設に模倣される可能性がありますが、スタッフによるホスピタリティは、その宿泊施設にしかない唯一無二の差別化要素になり、クチコミにも影響を与えます。
● 名前呼びの徹底で家族として迎える

予約時に愛犬の名前を備考欄などで共有していただき、お出迎えの際に「〇〇ちゃん、お待ちしておりました。」と名前で呼ぶとよいでしょう。愛犬を一ゲストとして迎えることは、飼い主にとって自分自身が歓迎される以上に嬉しく、お客様との心の距離を縮められます。
● 飼い主じゃないからこそ撮れる写真の共有

接客の合間に、飼い主では撮れない瞬間や、飼い主と愛犬の何気ない瞬間をスマホで撮影し、その場でAirDropなどで共有しましょう。撮影前には一言かけ「旅の思い出に、今の何気ないお姿をお撮りして共有させていただけませんか?」と一言お声がけすることで、安心感とホスピタリティが伝わります。
また、許可をいただいた上で、宿泊施設のInstagramで <本日のお客様>として紹介すれば、SNSでのシェアを促すだけでなく、思い出作りの仕掛けがファン作りにも繋がります。
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「こうしたホテルは初めてですか?」⇒「〇〇ちゃんは、こうしたホテルは初めてですか?」
「今日はどちらか寄られますか?」
⇒「〇〇ちゃん、お帰りも元気いっぱいですね!これからどちらか寄られるんですか?」
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飼い主に向けて話しながらも、意識のベクトルを愛犬に向ける。この一言があるだけで、飼い主は愛犬を気にかけてくれているという安心感を抱き、その実感がスタッフの親切さという評価に繋がります。
さいごに
ペット市場の拡大により、かつては旅の手段のひとつだった「ペットと泊まれる宿」は、それ自体が旅の目的へと進化しています。現在のペット旅行は、いわば小さなお子様連れの旅行に近い感覚です。旅先の不安を先回りして解消し、荷物の負担を減らし、何より一人のゲストとして歓迎する。こうした1匹を大切にするおもてなしこそが、宿泊満足度を左右する時代です。
一方で、市場の拡大とともに、外資系ホテルの参入も相次ぎ、宿泊施設に求められる水準は高まっています。専用客室の改装や備品の整備といった設備コストはもちろん、一般のお客様とのゾーニングや清掃オペレーションなど、クリアすべき課題は決して少なくありません。これからのペットツーリズムは、それ相応の覚悟と戦略が求められる時代へと変化しています。
ペット同伴OKの施設様も、受け入れを検討されている施設様も、ぜひこの機会に家族を迎えるという視点で、サービス内容や情報発信を見直しされてみてはいかがでしょうか。
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