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時代のキーワード: 風の道/ スマートテレビ/社会起業家

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。




KEY WORD01

風の道

>>風を巡らせて、都市部を涼しく!
>>ヒートアイランド現象を抑えるための取り組み
ヒートアイランド現象を抑えるために、取り組まれ始めている「風の道」。
これは、郊外から都市部へ風を誘導するための通り道をつくることで、
都市部の気温の上昇を抑えようという、都市計画の考え方や手法のことをいう。

当初、ドイツのシュトゥッガルト市の都市計画で採用され、
効果を上げたことから、日本の研究者や国、自治体などが注目。
風の通りを妨げている建物を解体したり、緑地の配置を工夫したりと、
風の道を整備しはじめている。

実際に、JR大崎駅の前にある大型複合商業施設「シンクパーク」では、
東京湾から吹き込んでくる風が街中に流れ「風の道」になるよう設計されている。

まだ「風の道」を取り入れている地域は少ないが、
この施策が全国に広がることを期待したい。


KEY WORD02

スマートテレビ

>>好きな情報をダウンロードして楽しめる!
>>新しいテレビのカタチ!
2011年1月にアメリカ・ラスベガスで開催された
世界最大級の家電ショー、CESで最も話題となったのは
スマートフォンならぬ、スマートテレビだった。

スマートテレビとは何かというと、
「常時ブロードバンド接続されている」
「音楽・映像配信サイトからコンテンツを受信・再生できる」
「ゲームなどのアプリケーションをダウンロードできる」
「SNSの通信機能がある」など、
もはやパソコンと何が違うのかわからないようなテレビのこと。

日本での普及は諸問題のためにまだまだ先になりそうだが、
世界のテレビは今後、その存在意義をまったく変えたものになりそうだ。


KEY WORD03

社会起業家

>>社会の課題に立ち向かう
>>新しいビジネスのあり方
昨年末に、漫画『タイガーマスク』の主人公、
伊達直人を名乗る差出人から児童擁護施設にランドセルが寄付され、
その善意の行動がたちまち全国に広まった。
この伊達直人による活動は個人によるものだが、
最近では、ビジネスで社会問題を解決する
「社会起業家」に注目が集まっている。

社会起業家とは、環境や教育など、本来であれば政府や行政などの
公共機関によって解決するべき社会問題を、自らの手で解決すべく、
新しい仕組みを生み出そうとしている人たちのこと。
従来のビジネスのように、収入を得ることだけを目的として
事業を起こすのではなく、

使命感を持って課題に取り組んでいるのも重要なポイントだ。
現在では、社会起業家を育成するための学校までも存在している。
今後、このビジネスが日本に広まることを期待したい。

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