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時代のキーワード:スマートハウス/えいようかん/スーパーセル

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。




KEY WORD02

スマートハウス

>>国内から海外へ
>>ITで家庭のエネルギーを管理する時代へ
「スマートハウス」とは、太陽光発電や蓄電池などをITで管理し、
家庭内エネルギー消費を最適化できる住宅のこと。
昼に太陽光から作った電力を蓄電池に蓄えて夜間に使用、
スマートフォンで外出先でも電力の使用状況を確認したりできる。

調査によると、2010年のスマートハウス市場は2兆1486億円、
2020年には18兆円を超えるという。
この勢いの背景は、震災の後、停電などを経験し、
エネルギーの自給自足や節電への関心が高まったこと。

この住居があれば、常にエネルギーを意識した生活に変化するはず。
これからのライフスタイルとして、主流になることは間違いないだろう。


KEY WORD03

えいようかん

>>非常時にも手軽に栄養補給
>>長期保存可能な備蓄用ようかん
人々の災害に対する意識が変わろうとしている今、
井村屋から備蓄・保管用のようかん、「えいようかん」が発売された。
食品の栄養価値を意味する“栄養価”と“ええ(良い)ようかん”の2つの意味が込められており、
「第22回読者が選ぶネーミング大賞」に入賞するほどの人気。

ネーミングセンスもさることながら、驚くべきはその保存可能期間とカロリー。
5年6ヵ月の長期保存が可能で、
1本食べるだけでご飯1杯分に相当する171kcalものエネルギーを摂取することができる。

パッケージには少量の光でも発見しやすいよう反射材のシールが貼られ、
裏面に災害ダイヤルの利用方法を記載するなど、
備蓄食品としての役割もしっかり果たしている商品だ。


KEY WORD01

スーパーセル

>>茨城を襲った竜巻の正体
>>地球規模で起こっている異常気象震災の傷跡がいまだ癒えない日本を、またも自然災害が襲った。
茨城県内に突如現れた3つの竜巻は、広範囲にわたって民家をなぎ倒し、
全壊した196棟を含む952棟の建物がその被害を受けた。

原因と考えられているのが、「スーパーセル」と呼ばれる、発達した巨大な積乱雲である。
回転する上昇気流が特徴で、これが竜巻の発生につながるそうだ。

日本は竜巻の例が少なく、その対処の仕方も不慣れな状態。
台風の多いアメリカでは、気象状況について報告するボランティアが存在し、
人海戦術でその備えを行っているという。

環境破壊によって、地球規模で異常気象が起こっている今、
「想定外」の自然災害に備える心構えが求められそうだ。

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