- 時代のキーワード
時代のキーワード:ブルーライト/女性百貨店/色分け字幕
お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。
ブルーライト
>>知らない間に目が危ない!?
>>生活リズムが狂う危険な光パソコンやスマートフォン、液晶テレビは
もはや私たちの生活に欠かせないほどの存在になりつつある。
しかし、これら電化製品から
「ブルーライト」という危険な光線が放出されていることをご存知だろうか。
ブルーライトとはパソコンやスマートフォンなどの画面から発される可視光線のこと。
目に見える光の中で最もエネルギーが強く、
眼の角膜や水晶体で吸収されずに網膜まで到達することから、
大変危険なものとして今問題になっている。
ブルーライトは長時間浴びると体内時計を狂わせる性質もあり、睡眠障害になる危険性も。
私たちにとって身近な存在の電化製品だけに、今後の対策・研究に注目し続けたい。
女性百貨店
>>店に入ると女性だらけ!?
>>従業員も客層に合わせて変化する時代にレディースデーや女子会割引など、女性向けのサービスが充実しているなか、
従業員がほぼ女性という「女性百貨店」が話題になっている。
もともと、百貨店の利用客は女性が中心。
それならば売る方も女性に特化するべきだ、という考えから提案された。
女性社員が9割をしめる西武所沢店では、
女性目線の商品陳列や、女性ならではの細かなサービスや接客が好評のようだ。
評判は売上に結びつき、百貨店業界全体の売上高が15年連続で低下している中でも、
例年並みの売上を保っているという。
最近は客層に合わせて商売の仕方を変えている店舗も多い。
従業員をほぼ女性にするというのは大胆な取り組みだが、
これが時代のニーズに応えている形といえるだろう。
色分け字幕
>>聴覚障がい者のために映画字幕を色分け
>>映画もバリアフリーで楽しむ時代に
映画を見ている時、皆さんは一瞬でも障がいを持つ人のことを考えたことはあるだろうか。
先日、耳の不自由な人にも映画を楽しんでもらおうと、
登場人物のセリフの字幕にそれぞれ色を付け、
誰が喋っているのかを区別できる「色分け字幕映画」が日本で初めて製作された。
白一色の文字で表示される字幕は、障がい者にとって誰が会話しているのかわかりづらく、
素直に映画が楽しめていなかったという。
障がい者用の3Dメガネが開発されるなど、
積極的にバリアフリーに取り組む映画製作会社も増えてきている。
体が不自由な人も不便な思いをすることなく、
映画を楽しむ時代がすぐそこまで来ているはずだ。