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時代のキーワード:アベノミクス/GAFMA/ユーグレナ

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。




KEY WORD02

アベノミクス

>>試される新政権の手腕

>>日本経済復活に向けた経済政策ここ数年、元気のない日本経済に
かつての活気を取り戻すことができるか、安部首相が推し進めようとしている経済政策、
「アベノミクス」にかかる期待は大きい。

おもな目標は、デフレと円高からの脱却、そして名目3%以上の経済成長の達成など。
そのための具体策として、日銀法の改正を視野に入れた金融緩和などが挙げられており、
政府主導による経済のテコ入れが加速する見通しだ。

また同時に、TPPへの参加や原発とエネルギー問題などの課題もあり、
まずは首相がリーダーシップを発揮できるかが大事な焦点となる。
一時的ではなく、長期的な視野で日本の豊かさを考えた決断をくだしてほしい。


KEY WORD03

GAFMA

>>出版業界、危うし!
>>課題は巨大IT企業との付き合い方
“82%”。これは、世界のインターネットユーザーの中でGoogleを利用するユーザーの割合だ。
一方、Amazonの訪問者数は全インターネットユーザー(22億7千万人)の20%以上で、
中でもFacebookの利用者数は10億人を突破。
それに相応して、MicrosoftやAppleの売上はうなぎ昇りである。

「GAFMA」とは、巨大IT企業の頭文字を組み合わせた造語のこと。
これら5社を出版業界では脅威的な存在とみなし、そう呼んでいるのだ。

世間の“アナログ離れ”に対して今後出版業界はどう対応していくのか。
デジタル事業に太刀打ちするという概念ではなくGAFMAを事業パートナーとして考え、
独自のマーケットを確立することが生き残る術なのかもしれない。


KEY WORD01

ユーグレナ

>>新規上場会社が連日ストップ高
>>その未来に向けた事業内容とは?昨年12月に新規上場をはたした「株式会社ユーグレナ」。
上場以来連日株価を伸ばしているこの会社は、
なんと水中に生息するミドリムシ(ユーグレナ)の研究、開発を行なっている。

ミドリムシは動物と植物の中間にある生物で、その両方の栄養素を持っており、
温暖化ガスのCO2を吸収したり、バイオ燃料として使用するなど、
多くの分野で利用が見込まれているという。

ユーグレナ社が世界で初めて大量培養に成功し、
現在はジェット機の燃料としての実用化を目指している。
不況と言われて久しい中でも、目の付け所を改めれば、
人にも地球にも優しいビジネスが生まれる。
小さなミドリムシが生み出す大きな可能性に、さらに注目が集まっていくことだろう。

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