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時代のキーワード:震災観光化/語もてなし/メルヘンキャンプ

お客さまは時代の変化に敏感なもの。

宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

震災観光化

>>被災地を観光地化して復興財源を確保

>>被災者の間では賛否両論東日本大震災から3年が経過したが、
世界各地では、災害で破壊された建物などの“震災遺構”を撤去せずに、
観光地化することで復興の財源とする『震災観光化』という動きが広まりつつある。

これにより、「神戸港メリケンパーク」や「インドネシア・スマトラ沖地震」で
巨大津波に押し流された大型船などは、一定の経済効果も見込めているという。
しかし、性急な観光地化や“震災遺構”の維持費の問題により、
被災者家族から批判が高まっている国もあるようだ。

被災地の観光地化は、財源の確保と同時に
災害の記憶の風化を防止することにも役立つが、
被災者の心情を配慮した慎重な決定が必要となるだろう。


KEY WORD02

語もてなし

>>言語の壁を超えた「おもてなし」
>>オリンピックに向けた、サービス業界の取り組みとは昨年、流行語大賞を受賞した「おもてなし」は記憶に新しいが、
サービス業界ではおもてなしならぬ『語もてなし』が流行しているという。

語もてなしとは、サービス業界において
接客時に必要になる英会話を取得する動きのこと。
東京オリンピックによって見込まれる外国人観光客に対して
行き届いたおもてなしができるように業界全体で取り組んでいるという。

このようなサービス英会話は、
相手をもてなしたいと思う日本人らしい取り組みであり、
今後も増えていきそうだ。


KEY WORD03

メルヘンキャンプ

>>力仕事や大道具は必要なし!
>>お気に入りの食器やインテリアで気軽に楽しむアウトドアスタイル大自然の中での車移動や力仕事、
大道具などが必要だと思われていた「キャンプ」のイメージをかえる、
『メルヘンキャンプ』に注目が集まっている。

「日帰り、短時間、クルマなしでできるコンパクトなアウトドア」を定義とし、
テントをラグやフラッグで可愛く飾り付けたり、
近所のスーパーで手に入る食材を使ったメニューを作るなど、
あくまで日常の延長として雰囲気を楽しむスタイルだ。

ビルの屋上や近所の公園でも
気軽にアウトドア気分を楽しめるメルヘンキャンプ。
あたたかくなるこれからの季節は、
メルヘンキャンプ人口が増えるかもしれない。

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