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時代のキーワード:のらもじin東北/デザイナーズ銭湯/蓄電池電車

お客さまは時代の変化に敏感なもの。

宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

のらもじin東北

>>文字の力で石巻を復興支援

>>後世に町のものが残るように古い町並みにひそむ“個性的な文字”、通称「のらもじ」を、
商業利用可能にフォント化する「のらもじ発見プロジェクト」。

今、この試みが東日本大震災で被災した宮城県石巻市を舞台に
『のらもじin東北』として復興支援に役立てられている。

これは実際に石巻市で発見された「のらもじ」を販売し、
購入されたフォントの売り上げを石巻市に還元するというもの。

昔から町に残る「のらもじ」を復興の財源として活用する
新しい試みとして今、期待の声が集まっている。


KEY WORD02

デザイナーズ銭湯

>>減少し続ける銭湯に新たな一手
>>リノベーション物件の一例として各家庭にお風呂があるのが当たり前になったことを背景に、
年々店舗が減少しているという銭湯。
そんな中、古くからの銭湯を改装し展開する『デザイナーズ銭湯』が話題だ。

和風モダンやレトロ調など、従来の銭湯とは一線を画す内装を施すほか、
バリアフリーに配慮されているとして、老若男女問わず支持されているという。

束の間のひとときを違った雰囲気で過ごせる、デザイナーズ銭湯。
入浴を楽しむために、足を運んでみるのはいかがだろうか。


KEY WORD03

蓄電池電車

>>ついに電車も電池化?
>>エコと利便性の両立に成功今までは自動車のエコ意識が注目されていたが、
最近、各方面で乗り物燃料の“電池化”がすすんでいる。
そんな中、JR東日本は営業用車両として国内初の『蓄電池電車』を公開した。

蓄電池電車とは、走行に必要な電力を自前で発電することができ、
従来の車両より、二酸化炭素の排出量が抑えることのできる電車のこと。
非電化区間と電化区間が存在するため、乗り換えが必要だった地域も、
電化区間で充電した蓄電池を動力として走ることで、直通運行が可能となったのだ。

エコの観点と利便性、両方の期待がかかるこの電車。
地域の貴重な移動手段であるローカル鉄道の助け役となるのか、注目である。

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