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時代のキーワード:大和言葉/ジャパン・トイレ・チャレンジ/フルサービス型喫茶店

お客さまは時代の変化に敏感なもの。

宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

大和言葉

>>やわらかいコミュニケーション法

>>文章やスピーチのワンポイントにも文面のみで交流するメールやSNSは便利な一方、
機械的な言葉選びによって冷たい印象を持たれることがある。
その解決策として、話題になっているのが『大和言葉』だ。

大和言葉とは、中国から伝来した漢語や外来語を除いた
古くから日本で使われてきた言葉のこと。
例えば「妥協」を「折り合い」と表現するように、
やわらかい音の表現は、日本人の心に響きやすいと言われている。

元々は大和言葉を紹介した書籍が話題になったことから、
美しい日本語の見直しへ注目が集まったという。
メールなどによる機械的な言葉選びが増えつつある中、
円滑なコミュニケーションのきっかけとして期待されている。


KEY WORD02

ジャパン・トイレ・チャレンジ

>>日本のトイレを世界中に
>>イメージアップで輸出増加を目指す世界的に見ても、日本のトイレの
設備や機能は清潔で便利だと好評だ。
そこに着目した政府は、国の成長戦略として、
『ジャパン・トイレ・チャレンジ』を提言した。

これは日本のトイレを全世界に普及させる計画で、
2020年東京五輪に向け、女性の暮らしの質を向上させるために始動した。
さらには公共施設での高機能トイレ設備、災害時のガイドライン、
そして温水洗浄便座の国際規格を作成し、輸出増加を目指している。

訪日外国人がお土産として購入するほど認知度もあがり、
いまやその快適さは“おもてなし文化”として評価されている日本のトイレ。
トイレから始まる新しい風向きに、今後の動向が注目される。


KEY WORD03

フルサービス型喫茶店

>>昭和の喫茶店ブーム再来?
>>優雅な時間を楽しむ現代ではレジで注文を行い、自分で料理や飲物を運ぶ
セルフサービス型カフェが主流だが、
最近では『フルサービス型喫茶店』が店舗数を伸ばしている。

昭和時代では店員が全て対応してくれる喫茶店が主流だったため、
その空間に慣れ親しんだ団塊世代をターゲットに再展開が進んでいる。
落ち着いた店内や長居しやすい雰囲気が人気を集め、
喫茶店業界の大きな盛り上がりにつながっているようだ。

各企業は他店との差別化を図るため、
ゆったりと配置された客席や個性ある食事メニューといった
新たなサービスを展開し、顧客獲得を目指している。

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