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時代のキーワード:シェアする前に、考えて/ビビッド・シドニー/互産互消

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

シェアする前に、考えて

>>インターネットの安全利用を啓発
>>FacebookとNPO法人が作成今や多くの人が利用しているSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は、
普及に伴い、個人情報の流出などさまざまな問題が増加している。

そんな状況を受け、SNS最大手のFacebookがNPO法人と共同制作した
パンフレット『シェアする前に、考えて』の日本語版が公開された。

一度シェア(投稿)された写真がネット上に永久に残る可能性や、
パスワード流出の危険性などを指摘し、
SNS上のリスクを考えることを啓発する内容になっている。

このパンフレットが今後のSNS利用に伴うトラブル防止に、
どれほど影響があるのか注目していきたい。


KEY WORD02

ビビッド・シドニー

>>過疎期も盛り上げる >>イルミネーションで集客オーストラリアでは、観光の閑散期となる
南半球の冬季にあたる6月から8月にかけて
『ビビッド・シドニー』を開催し、話題を集めている。

都市シドニーで行われているこのイベントでは、
建造物のライトアップやプロジェクションマッピングをはじめ、
光のアートや音楽のコラボなど、街全体で行われる。

このイベントの効果により、観光客は毎年10万人ずつ増加し、
昨年は170万人以上が集まったという。
街ぐるみのイベントに育て上げたからこそ、そこまでの人気が出たのだろう。


KEY WORD03

互産互消

>>互いの地域で消費し合う >>地方創生の新たな試み「地産地消」に次ぐ新たな試みとして、
異なる地域の物産品やツーリズムを消費し合う
『互産互消』が注目されている。

これは、静岡県掛川市と北海道豊頃町が行っている取り組みで、
お茶を飲む文化があまりない北海道で静岡県産のお茶を売り、
北海道の豊かな食材を使ったスイーツを静岡県で売るというもの。

自慢の品を交換してそれぞれの素材を活かし合う組み合わせを
提案する互産互消は、ひとつの地域に限らない
マーケットをつくることができる。
互いの地域の長所を補完し合うことで新たなマーケットを生み出すこの試みが、
どのように展開していくか注目していきたい。

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