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時代のキーワード:五能線/どこでもドア/ドリパ自販機

お客さまは時代の変化に敏感なもの。
宿研通信編集部が選んだ、時代の流れを掴むキーワードをお届けします。


KEY WORD01

五能線

>>観光列車ブームの先駆け
>>廃線寸前から人気路線に復活内装などにこだわり、乗ること自体を楽しむ列車といわれる
観光列車が近年、盛り上がりを見せている。
このブームの先駆けとなったのは、
青森・秋田県間を結ぶJR東日本の路線『五能線』だ。

利用者減少から一時は廃線寸前だったが、
車窓からの絶景を活かした観光路線へと転換し、
勤務する職員自身もアイデアを持ち寄り、周辺の市町村と
連携しながら改革をすすめたことで人気路線となった。

絶景を楽しんでもらうための「サービス徐行」など、
地元で働く人々が一丸となって工夫を重ねることで
復活を遂げた五能線は、地方創生の理想的な形ではないだろうか。


KEY WORD02

どこでもドア

>>自動対応のホームドア >>電車の安全向上に貢献東京五輪の開催を控え、利用者のさらなる増加が
予想されている交通機関である電車。
それに備えるため、駅構内で『どこでもドア』の実証実験が開始された。

どこでもドアは駅のホームからの転落者を防ぐ
新型ホームドアのことで、列車によってドアの配置や
数が異なっても、自動で対応するようになっている。
ホーム上の事故が多発するなか、2016年3月時点での
従来型のホームドア設置数は多いとは言えない状況だ。

設置がすすまない理由は、列車ごとの車両規格による
ドアの位置や数のちがいで、例えば1線に異なる電車が乗り入れる
京急電鉄のような路線では、ドアの場所が複雑なため特に設置が難しい。
今回の実証実験で実用の目途がついた場合、
安全性の面で大きな改善が見られるかもしれない。


KEY WORD03

ドリパ自販機

>>大手パーキングへの対抗手段 >>利用者にドリンクをプレゼント日々数を増し、競争の激化するコインパーキング経営。
そんなコインパーキング業界において、
独特のサービスを展開しているのが『ドリパ自販機』だ。

ドリパ自販機とはコインパーキングの利用料金が
一定以上の場合、ドリンクを1本もらえる自販機のことで、
自動販売機の設置や開発を手がける
日本マシンサービスがレンタルしている。
大手コインパーキングのポイント制度への対抗策として、
設置・導入が簡単なこともあり、需要が高まっているという。

自社の取り扱い製品と駐車場を組み合わせることで、
新たなビジネスのフィールドを開拓した事例といえるだろう。

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