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いまさら聞けない「宿の補助金」活用方法!突撃インタビュー(後編)

(渓谷に佇む隠れ宿 峡泉 補助金制度活用担当:大西拓也)


2020年度「日本の小宿10選」に選出された、長野県天龍峡温泉にある「渓谷に佇む隠れ宿 峡泉」
全8室の隠れ宿は2022年に3回目のリニューアルOPENへ踏み出した。リニューアルを支えたのは様々な補助金制度だ。今回は補助金申請を担当した大西さんを直撃し、HP制作や写真撮影の部門にスポットを当て、メリットやデメリット、審査通過の裏技まで、根掘り葉掘り訊いてみた。


 

前編を読む <インタビューは前編と後編に記事を分けてお送りします>

 

※この記事のご紹介事例はあくまで一例です。本件に関するお問合せは、下記の「お問合せ」よりお願いいたします。(渓谷に佇む隠れ宿 峡泉への直接のお問合せはご遠慮ください)
※弊社での補助金申請の代行サービス等は行っておりませんので、予めご了承ください。

 

目次(後編)

  • 補助金ごとの難易度・失敗談
  • 審査通過のマル秘テクニック
  • 補助金活用のメリット・デメリット
  • 最後に

 

補助金ごとの難易度・失敗談

Q9.補助金によって難易度(採択率)の違いはありましたか?
難易度は補助金によって異なると思います。各都道府県の補助金は採択率が高いのに比べて、官公庁の補助金は採択率が少し低い傾向にあると専門機関の方より伺いました。単純に応募数が多いこともありますが、提出書類が多い傾向にもあるのでケアレスミスで不採択になることも多いそうです。補助金によっては、申請前に補助金事務局に提出書類の添削を行ってくれるケースもあるため、定期的に事業ホームページのお知らせの確認が必要ですね。

 

Q10.失敗談があれば教えてください!
—「対象とならない経費例」に記載がある経費は避ける
申請した4つの補助金制度の中で、1つ不採択になりました。理由は開示されないことが多く、これは自社分析でのお話になるのですが‥‥。「汎用性が高く、目的外使用になり得るパソコンやタブレットなどは対象経費にならない場合がある」という注意書きがあったことを承知した上で、タブレット購入を申請経費に計上しました。事前に問合せをした際に、「通るかどうかは審査員の判断による」という回答があったので、挑戦してみたのですがやはりダメでした。
今回の失敗を通して、補助金ページの「よくあるご質問」に「対象外になることがあります」と記載されているものや、対象とならない経費例に記載されているものなど、補助金の対象外となる可能性が少しでもある経費の申請は避けるべきだという教訓を得ました。

 

審査通過のマル秘テクニック

Q11.ズバリ!審査が通りやすくなる事業計画書作成のコツや、裏技などはあるのでしょうか
大前提として、補助事業計画書で作るとき意識すべきは審査員です審査員の方に理解・納得してもらわなければ意味がありません。ですので、以下のことを特に意識して作ることをオススメします。

1)審査項目や採択事例を細かく確認し、アピールとして実行可能な要件があれば、補助事業計画書へ盛り込む。
┗補助金によっては「従業員の賃上げ」「経営革新計画の獲得」等は加点項目になったりします。実行可能な限り、追加したほうがベストです。

2)補助金事業HPにある記載例やレイアウト参考に従う
┗記載例は要点をおさえていて、その項目があれば最低限問題ない構成になっているので活用をおススメします。無理にオリジナルで作るより作成に必要な時間も少なくて済みます。

3)明確な数字や事業計画の図解を入れる
┗文字だけでなく、数字や図解を使って、さらにイメージしてもらいやすくする工夫を怠らないことも大切です。

▼渓谷に佇む隠れ宿 峡泉で採用された実際の補助事業計画書は
下記からダウンロードいただけます

 

補助金活用のメリット・デメリット

Q12.補助金活用のメリット・デメリットがあれば教えてください

・補助金によっては補助率が2/3や4/5で、少ない自己負担で事業実施が可能
・官公庁や都道府県で常に何かの補助金公募を行っているため、選択肢が多い
・無料で相談可能な支援機関も多いため申請へのサポートを十分に受けられる

・申請必要書類の準備時間の確保 (行政窓口まで書類等を取得しに行く時間など)
・事後交付なので、先に全額事業実施のための経費を支払う必要がある
・補助金交付後も定期報告 (IT導入補助金等) が必要な場合もある

 

助成金と違い、補助金は全額支給ではないこと、不採択になる可能性もある等、ハードルが高いイメージもありましたが、結果的に少ない自己負担で様々な事業改善が出来ました。補助金制度を活用ができて本当によかったと思っています。

 

最後に

Q11.補助金活用を検討されている方へ一言お願いします!
1人で全部をやろうと思うと大変ですが、想像以上に助けてくれる機関は多く相談先には困りません。1回でも申請を経験すれば、2回目からはさらにスムーズにできるはずです。
新型コロナウイルスも落ち着いてきて、観光需要も回復の兆しがみえてきました。申請作業の計画・実行は今がチャンスではないかと思います。ぜひ前向きに、補助金という国や自治体の援助を業務改善や生産性向上に向けて最大限活用していただきたいです!

 

いかがでしたでしょうか。今回は、補助金活用についての実体験をお伝えしました。興味を持たれている方や、今まさに計画書や必要資料を制作中の方へ、少しでも参考になれば幸いです。

宿研では、HP制作や写真撮影が可能です。是非、補助金の活用先に宿研をご検討ください!

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